吉田　7年前です。それ以前は某プロバイダと契約しており、全社で10アカウント程度のメールを利用していました。やがて全社員がアドレスを持つ時代を見越して、それにふさわしいプロバイダを探していたところ、NTT東日本さんから「おまかせサーバサービス」を紹介されました。自社サーバを所有することも検討しましたが、サーバコストと管理コストが掛かることを考えて候補から外しました。そうなると委託先の信頼性が重要になりますが、数あるホスティングサービス会社の中から全国ブランドであるNTT系の会社を選びました。

吉田　はい。ちょうど社長が交代したばかりで、新体制とともにIT化を進めようという時期でした。段階的にパソコン台数を増やしていって、最終的には全社員に１台の体制になりました。メールアカウントの追加作業も「おまかせサーバサービス」を利用しながらスムーズに実施できました。

吉田　会社の全部署で毎日フルに活用できていますね。当社にはSE専任者がいませんが、新しいアカウントの追加・削除にともなう更新作業などはメール1本ですぐやってくれるので担当者の私としてはとても楽です。迷惑メールについても判定サービスがあるので必要なメールか不必要なメールかがすぐわかるので助かっています。ちなみに当社は製品販売から工事までトータルに引き受ける会社なのですが、一切合切まとめて面倒みてくれるという意味では「おまかせサーバ」と似ているかもしれません。（笑）

大橋　まったく知らなかったお客様から新規の注文をいただけるようになりました。この業界は極めて専門的なB to Bの商売なので、ホームページから新たにビジネスを1件受注できることは、そこからさらにビジネスチャンスが広がる可能性もあり大変貴重なことです。すみやかに成約まで到ったケースもあります。

吉田　これまですべて順調で、故障やウイルスのトラブルは一度もありません。社内でメールが消えてしまうといった苦情もゼロです。だからサポートセンターに電話したことがないんですが、365日24時間体制でサポートしてくれているんだなという安心感はうれしいですね。これはメンタルな保険のようなもので、管理者としてのストレスや不安を感じないでいられます。

吉田　当社は今後もSE専任者を置く予定が無く、専門的なことがわからなくても何も不自由を感じないこと、これに尽きます。SEの人件費がいらないし、ハードやソフトのメンテナンスをする必要がない。サーバも機械ですから壊れることもあるでしょうが、自分たちで徹夜して直す必要もない。これからはどんどんそういう時代になっていくんじゃないでしょうか。

吉田　2年後に迎える創立60周年を機にホームページの刷新を考えています。その際に、たとえば現在はホームページ上からの問合せにメールのリンクで対応していますが、今後は「CGIサービス」を利用して問い合わせフォームを作る機能を追加するなど、様々なオプション機能サービスを利用して、さらに閲覧者にとっても当社としても利便性の高いページを作ろうと、アイデアをいろいろ練っているところです。もちろんNTTラーニングシステムズ様の知恵をお借りして作り上げていくことになりますね。